2025年度卒業研究向け案内ビデオ
配属希望の学生へ
- 水谷研に研究室の配属希望を出す予定の人は,必ず1度は研究室訪問へ来てください
- メールにて研究室訪問について問い合わせてください
- メールアドレス:mizutani@ics.teikyo-u.ac.jp
- 事前の問い合わせなく訪問に来られても対応できない場合があります
水谷研の概要
- 水谷居室:大学院棟202,研究室:大学院棟205
- 過去の卒業研究の内容:Projectsサイトへ(学内アクセスのみ)
- 水谷のプロフィール,研究業績などの情報:researchmapへ
- 競争的研究資金のうち科研費の情報:Kakenサイトへ
- 研究テーマについての情報:Researchページへ
2025年度 卒業研究の概要
動画内でも説明している通り,まずは広い視野で論文を調査したり議論したりしながらアイディアを出していき,各自が取り組みたいテーマを選んで決めていきます.その際,本研究室で継続中の研究や,今後注力したいと考えている以下のテーマについて関連付けて解決策を検討することが多いです.したがって,これらのテーマに興味がある人はぜひ水谷研で一緒に研究しましょう.
- HCI分野,新しいUX/UIの研究
- 天井部に設置したセンサとAIを活用したHCI
- センサで人の動きを捉えて,それに基づいて活動を支援する仕組み研究を当面の重点課題としています。従事者大歓迎!
- 利用者の手に画面を動的投影するFollowableなUI
- スマートデバイスの活用,など
- 天井部に設置したセンサとAIを活用したHCI
- 以下の技術を活用した創造的な情報システムの開発と評価
- 先進的Web技術を活用したシステム(PWA : Progressive Web Apps,SPA : Single Page Application, HTML5 / CSS4, Tree.js, Web Push, WebSocket, Web RTC, など)
- Big Data Processing (Apache Spark,Edge Computing,TensorFlow)
- RGB-Dセンサの活用(Kinect / RealSence)
- AI活用
- プログラミング教育を中心とした教育工学分野の研究
- ・ 大規模言語モデル(LLM)の教育への活用に関する研究
(特にLLMをローカル環境として構築して教育向けにカスタマイズし,これを教育へ活用する方法を重点的に検討しています) - プログラミング初学者を対象にした教育学習支援システムの研究
- 学習者の行動認識とフィードバックによる教育支援の研究
- ・ 大規模言語モデル(LLM)の教育への活用に関する研究
学会活動について
研究の進捗状況によっては学会での発表を推奨しています.研究が進行して成果が得られるまでの状況から,これまでは毎年3月の情報処理学会 全国大会での発表のみとなっていますが,国際会議や研究会などへの参加も視野に研究活動に取り組んでいきたいと考えています.
[卒業研究の学生による発表(2015年度以降)]
- 岩元響希,水谷晃三:入力値の検証コードの実装を促すプログラミング学習支援システムの提案,教育システム情報学会 2023年度 学生研究発表会 《関東地区》,A07,2024.【奨励賞受賞】
- 田村律起,野田雄希,水谷晃三:手の動きに追従するUIにおけるタップジェスチャの認識方法の研究,情報処理学会 第85回全国大会,5ZD-06,2023.
- WONG CHING JIN,野田 雄希,水谷 晃三:机上の振動を用いた学習者の状況予測による学習支援システムの研究,情報処理学会 第84回全国大会,1ZL-05,2022.【学生奨励賞受賞】
- 野田雄希,水谷晃三,天井から下方に向けて設置したRGB-Dセンサによる指差しポインティングの研究,情報処理学会 第83回全国大会講演論文集,5ZB-08,2021
- 杭 陳琳,岩﨑信一郎,髙嶋蘭太朗,水谷晃三,手の動きに追従するUIにおける運動視差による三次元表示方法の研究,情報処理学会 第82回全国大会,6ZB-07,2020
- 松岡雄介,岩崎真大,土屋博雅,水谷晃三,荒井正之,手の動きに追従するUIの追従範囲の拡大のための検討,情報処理学会 第80回全国大会,6ZB-04,2018
- 岩崎真大,松岡雄介,土屋博雅,水谷晃三,荒井正之,手の動きに追従するUIにおける手の認識とタグ付けによる判別の研究,情報処理学会 第80回全国大会,6ZB-05,2018
- 飯田和佐,大沢 卓,新井聖也,水谷晃三,荒井正之,制御構造における変数の値変化と役割の理解を目的とした独自の図表現によるプログラミング学習支援の研究,情報処理学会 第79回全国大会,2ZC-01,2017【大会優秀賞&学生奨励賞受賞】
- 山崎雄太,大塚友章,高笠綾華,水谷晃三,荒井正之,複数人の利用者の手の動きに追従するユーザインタフェースの研究,情報処理学会第78回全国大会,6Y-3,2016【学生奨励賞受賞】
- 内山健斗,高笠綾華,水谷晃三,荒井正之,PBL におけるメンバの役割を考慮したグループ自動編成方法の研究,情報処理学会第78回全国大会,7ZC-5,2016
- 大塚友章,山崎雄太,内山健斗,水谷晃三,荒井正之,上方に設置したセンサによる指文字認識方法の研究,情報処理学会第78回全国大会,4ZD-4,2016
就職活動の指導について
- 「ITのプロとしての意識」を身につけるところから指導しています.その意識が欠如しては,よいESも書けませんし,面接でも結果は残せないと考えています.
- ESの添削は随時行っています.何度も繰り返しレビューしています.模擬面接も実施しています.
- 私は2000年の就職氷河期を体験しました.幸い,当時のIT業界はインターネットバブルと言われた時代でもあり,他の業界に比べて就職は容易だったと思います.とはいえ,50社以上にエントリーしても内定がもらえず,挙句の果てには非正規雇用にとどまることが珍しくないという悲惨な状況を肌で感じながらの就活でした.今年,新型コロナウィルスによる影響がようやくなくなり,景気回復へ向けて明るさが見えつつありますが,物価や金利の上昇,ウクライナ侵略の影響,中国経済の失速懸念など,世界的なリスク要因は多く残っています.いつ,あの就職氷河期やリーマンショックの時のような不景気が訪れてもおかしくない状況ともいわれます.そんな中でも確実に就職活動を進めていけるよう,早めの行動が不可欠だと私は考えています.教員として,1人のOBとして,皆さんにあの悲惨な経験をしてもらいたくないと真に思います.そのために私にできる限りのことをしていきたいと考えています.
その他,研究室独自の取組み
- 卒業研究など1年間の研究室内の成果は独自に論文冊子を作成して各学生に配布しています.
- 各発表会の後の打上げや忘年会を開催してメンバー間の親睦を図っています.
- 大学や学科のイベントなどには参加だけでなくスタッフとしても関わってもらってい,全体の盛り上げ役として積極的な活躍を期待しています.

